スイスの鍵

世界で一番有名な鍵メーカーというとどこかご存知ですか?

世界的な鍵メーカーはスイスに本社のあるカバ社です。

カバはルーブル美術館やスイス銀行などのセキュリティシステムを手がけている世界で最も古い錠前会社です。

 

その歴史は1862年にドイツ人の錠前屋であったフランツバウァー氏がチューリヒで金庫を作ったことからスタートしました。それ以来、金庫や鍵作り、最先端のセキュリティシステムを手がける有数の鍵の企業へと成長しました。

 

カバが日本の市場に参入したのは30年以上前のことになります。そのころには日本ではカギをかけるという習慣があまり定着していなかったそうです。最初の10年はし市場に参入することすら難しいと考えられていました。

 

日本でカバが有名になったのはピッキングが社会問題になった10年位前からです。

当時、日本で一般的によく使われていた国産の鍵はピッキングされやすい鍵で格好の餌食になっていました。それに対してカバの鍵はピッキング対策の鍵をすでに作っていたので日本の家庭でもカバの鍵を使う人が一気に増えたということです。

 

日本と海外の国との防犯意識が違うのは日本がそれだけ安全な国であるというのもひとつの理由です。海外の人が日本に来たら酔っ払って道端で寝ているサラリーマンをみるとぎょっとしてしまうそうです。自分の国でそんなことをしたらあっという間に身ぐるみを剥がされてしまうからです。

 

また、居酒屋などでスマートフォンのような携帯電話をテーブルの上に出しっぱなしにしておくというようなことも危険です。あっという間に盗まれてしまいます。

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