ピッキング技術

子供の頃みたアニメで主人公が鍵を針金か何かで操作して鍵を使わずに開けてしまうといったシーンを見たことはありませんか?

それに憧れて、自分でもやってみたけど以外と難しくて開けられないんですよね。

むしろそれで玄関の鍵を壊してしまって親から大目玉を食らってしまった経験を持っている人もいるのではないでしょうか。

 

むかし小学校の頃、クラスメイトにピッキング名人がいました。

鍵の仕組みを分解して調べて、どうやったら開くかを自力で突き止めたようです。

南京錠をピッキングしてみせたり、番号式の鍵を手品のように開けて友達をびっくりさせていました。

 

彼に聞いてみたところ、音のなり方や感触でどうやったら開くかがわかってしまうようです。

確かに鍵屋さんも、金庫を開けるときに聴診器で音をきいたり、耳をぴったりくっつけて中の音を聞いたりするようです。

 

そんな風に鍵を開けることができたら、将来泥棒にでもなってしまうのではないかとまわりは心配していたようですが、彼は機械いじり好きが講じてそのままメーカーの開発部に就職しました。手先の器用さを生かせる職業についてよかったな、と思っています。

 

また、これも子供の頃の話なのですが、昔自転車の鍵をなくしてしまって困ったことがありました。

そうしたらたまたま近くを通りかかった高校生くらいのお兄さんが持っていたビニール傘を分解して、骨を自転車の鍵に差し込んで鍵を開けてくれたことがありました。

小さかった私はそのお兄さんがヒーローのように見えてすごくかっこいいと思いましたね。

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