海外の鍵

現在多くの先進国ではごく当たり前に鍵が使われています。使用されている鍵も基本的にシリンダー錠で日本の鍵と使い勝手はほぼ変わらないと考えていいでしょう。

しかし、日本と他の国とでは鍵というシステムに対する考え方や防犯に対する意識も異なっている場合があります。

 

例えばフランスでは、ワンドアツーロックが基本です。

日本でもワンドアツーロックの家庭は多いですが、フランスのそれはまた一風変わったものとなっています。

ドアノブの近くに鍵がひとつついていて、さらにドアの上や下にもうひとつの錠前がついているというタイプになっています。

 

鍵はふたつですが、開けるときにはひとつの鍵だけで開けられます。

鍵を一度鍵穴にさしこみ、二回回転させると解錠することができます。一度鍵を回した時にガチャっと音がなって上か下の方についている鍵があきます。

二度目に回した時にはドアノブの鍵が開き、ドアを開けられるようになるのです。

 

このようなタイプの鍵はフランスでは今も現役で使われています。

カードキーやスマートキーのようなエントリーシステムも増えて来てはいますが、それよりも前時代的な鍵のほうが信用されているというのが現状です。フランス人はデジタルに対して懐疑的だからです。手動のドアも日本に比べて多いと言われています。

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